NPO法人パラボラジャパンニュース 2012年8月17日 第29号 発行:特定非営利活動法人パラボラジャパン 郵便番号252-0234 中央区共和 4-12-8 電話 042-755-9010 ホームページ http://parabolajapan,com/ 12.5.12 第8回通常総会 NPO法人パラボラジャパンの第8回通常総会は、平成24年5月12日 市民会館で開催しました。議長 小林政廣さん、書記 長田澄代さん(全盲)で運営され、審議の結果全議案可決され終了しました。 設立時から7年に渡り代表を努められた森田政記さんが退任し顧問に就任され、清水巖理事が新代表に就任しました。  写真:総会の様子 第2部は、けやきの間で、小林さんによる乾杯の音頭で、パーテイーのスタート。参加者全員の1分スピーチでは、鈴木さんが産業カウンセラー資格試験に合格の報告や長田さんの社会福祉士の国家試験合格に拍手がわきました。仁科さんが点字付きのビンゴカードを用意し、パソコンを使ってビンゴゲームの結果を大画面に表示して、皆さん一喜一憂しました。最後は全員がビンゴになり大いに盛り上がり、楽しい時を過ごしました。  写真:パーティの様子 12.6.8&9 さくらまつり  一日目の土曜は風が冷たい震え上がる陽気でしたが、二日目は好天で桜は見頃、人出も多く最高の賑わいでした。パラボラジャパンの「障害者・高齢者パソコン無料相談所」には、ご夫婦で これからのパソコン学習について熱心に相談されたり、女性の方が消えたツールバーの復元法を質問されたり、エクセルの問題点や不明点を詳しく尋ねる方など 沢山の相談を受けました。又 子供さん達は、アンパンマンのイラスト、プリキュアを入れたカードを印刷して楽しんでいました。  写真:さくら祭のパラボラジャパンのテント風景  12.6.20 藤野中学校福祉体験授業  緑区小渕の藤野中学校で福祉体験授業を行いました。  対象:1年生31名 先生2名・社協2名  講師:視覚障害者の石渡由美子・川野典子・高橋和美・川島喜みよ サポーター:8名  内容:@自己紹介、石渡講師の講話、工夫された日常生活とパソコン活用について説明。   A石渡・川野・高橋・川島の4講師のもとへ生徒が集まり、各講師のパソコン活用を見て会話も楽しみました。B石渡講師の指導で生徒は音声パソコン操作を体験。C視覚障害者への声のかけ方を生徒代表と勝川サポーターがデモを交え説明をしました。アンケート結果:過去視覚障害者を見た事が無いが39%ありました。どの先生からも次回もお願いしますの声を頂きました。  写真:パソコン操作をしながら説明する川野講師を囲んで熱心に説明を聞く生徒たちの様子 12.6.23&24 ソレイユフェスティバル  ソレイユフェスティバルに参加し「みんなのパソコンひろば」をテーマとし、障害者や高齢者のパソコンに関する相談会を実施しました。  内容は、子供さん向けの「ぬりえ・お絵かき」高齢者向けの「名刺作成」、スカイプ(ビデオ通話)による「障害者へのパソコン支援」、障害者向け「パソコン操作補助具の体験コーナー」です。特にスカイプで津久井地区在住Kさんのパソコン操作の様子を見ながらの指導実演や、お互いの表情を見ながら楽しむ会話の様子には、皆さん興味を持って見つめておられました。  写真:説明を聞きながら、ぬりえやお絵描きを楽しむ親子の様子 12.7.7 ふじのパソコンクラブ勉強会  パラボラジャパンは、藤野地区社協主催する障害者・高齢者向けの「ふじのパソコン広場」を3年前より支援していますが、そこで一緒に活動している地元サポーターが新たに「ふじのパソコンクラブ」と言う名のボランティア団体を立ち上げました。  このボランティア団体と地区社協の要望で、この団体のスキルアップのための勉強会を月1回 支援する事になりました。パソコン支援に使うテクニックや障害者・高齢者とのコミュニケーションを取る手法も含め皆さんと勉強していきたいと思っています。  写真:勝川講師の説明を聞く勉強会の様子 12.7.9&11 視覚障害者向け ワード研修会  長田澄代講師による ワード2010基礎講座を開催しました。初めに「視覚障害者が操作し易くする為の設定」「ワードの読上げ設定」の説明を聞きながら各自パソコンの設定を変更しました。    ワード文書の作成は、先ずマイエディットに全文を入力し、その全文をコピーしてワードに貼り付けた後、文字のフォントサイズや装飾等を行う方が、視覚障害者には操作が分かりやすいとのことでした。 また、ワードの便利なショートカットを沢山紹介して戴きました。  長田さんは、PC-Talkerの読みが非常に良くなった事とOffice2010についてもOffice 2003のトップメニューを付加した機能を持たしてくれたので、視覚障害者でもOffice 2007や2010を使う事が出来るようになったと説明されました。  写真:長田講師による視覚障害者向けワード研修会の様子 ボランティア入門講座フォローアップ研修会  本年2月に津久井中央公民館で開催した「障害者のパソコン操作を支援するボランティア入門講座」の修了生を対象としたフォローアップ研修会を3月から毎月1回の予定で津久井中央公民館で開催しました。  入門講座では時間的に習得できなかった支援操作と障害特性に応じた対応など、実践的な支援力を習得することが目的で、研修内容も「パソコン操作支援に不可欠なワード小道具の使い方」、「WinShotの使い方」、「文字入力と変換に関する疑問の解決」、「Wordのバージョンによるオブジェクトの不思議と解決策」、「ワードの復習」などの基本的で実践的なテーマについて繰り返し実習しました。  受講生からは“初めて知った”、“よくわかった”などの感想が聞かれ、パソコン操作の自己流の隙間を埋める一定の効果があったようで、他地区で支援ボランティアとして活動中の方々の参加希望もあって、今後の支援活動に役立ててもらえることを願って継続しています。